太陽光過積載は、主に太陽光パネル設備がパワーコンディショナーの定格容量を超えている状態を言い、あらかじめ初期状態で増設しておいたり、使用して行くうちに増設を行うケースもあります。太陽光パネルの枚数が増えることで、それによって発電量を上げることで、さらに売電価格による収益を確保することが可能です。固定買取制度当初は50kw未満であれば、太陽光発電パネルの他にパワーコンディショナー自体の発電容量を幾らでも変更することが出来ましたが、2015年4月から申請出力を少しでも超えてはいけないと条件が追加されました。また太陽光パネル自体の増加も設置後に増設できなくなる見込みとなり、事後的な太陽光過積載は出来ない制度となります。
従ってあらかじめパワーコンディショナーの容量を超える発電パネルを設置しておくことが重要となります。太陽光過積載によっての対応は、現在の固定買取制度自体が今後も変化すると予想されるため、規制が厳しく強化される可能性が高い領域となります。太陽光過積載のメリットは、太陽光パネルを増設することで朝晩のピーク外の発電容量を引き上げる効果を生み出します。太陽光発電はパワーコンディショナーの定格容量を超えたピーク時にその超えた部分はカットされ、その売電自体ができないです。
しかし朝晩は定格容量に達することもないため、その容量に達しない部分を活用して発電容量を高めることが可能となります。実際に太陽光過積載による効果は、倍以上に及ぶケースもあり、それがそのまま売電価格も倍になる可能性も高いです。しかも発電容量が少ない時間帯・季節・天気などでも確実的に発電容量も増えるメリットが存在します。
