太陽光過積載を行う前に知っておくこと

by:

生活/暮らし防熱

太陽光過積載とはパワーコンディショナーの最大定格出力以上のソーラーパネルを接続する発電方法です。太陽光発電の発電量は常に一定ではなく、日射状況によって変化します。そのため、ソーラーパネルの総出力を最大定格出力に合わせると出力に空きのできる時間が多いため、パネルを増やして発電効率を上げるために行われます。メーカーでもこれに対応した製品を発売するなど、一般的になってきている使い方です。

太陽光過積載を行う際の注意点として、メーカーがどの程度の過積載率を許容しているのか把握しておかなければなりません。対応している製品では過積載率が200%でも保証されることが明記されていますが、そうでない製品では対応について曖昧であり、過積載率が高くなると保証の対象外になることもあります。既に太陽光過積載を行っている、または、新規に太陽光発電を導入する際に行う場合は問題ありませんが、既存の太陽光発電システムに対して太陽光過積載を行う場合にも注意が必要です。太陽光発電の売電価格はシステムの導入価格に合わせて引き下げられています。

そのため、高い売電価格で太陽光発電の承認を受け、その後に太陽光過積載を行うことは公平性に欠いていると問題視されており、2017年8月31日に規制が入りました。10kW以上の発電が対象で出力の増加が3kW未満かつ3%未満であれば売電価格はそのままですが、これを超えると売電価格が変更されることになったので、売電効率が悪化する可能性が高くなります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です